第三回講師サミット～日本を元気にする！講師・教師のイベント～

2008年に第一回、2009年に第二回と開催してきた講師サミット。

二回の開催を経て、400人を超える多くの方に集まっていただけたという一方で、

「これからの世の中では、もっと深く、濃いつながりが必要とされているのではないか」

「ゲスト講師とお客様ではなく、すべての人がフラットに参加できる場を作りたい」

と感じ、今までとはまったく違うスタイルで第三回を開催することを決めました。

一言で表現すると、
「プロ講師が集まり、自分自身の原点に立ち返って、これからの未来と進化を語り合う合宿」です。

今までのような「学ぶ」ためのイベントではなく、「深める」ための場。

プロとして講師の仕事をしていると、「このままでいいのだろうか？」と頭の片隅で思っても、
立ち止まることなく受講者と向き合うことを求められます。どこかで「理想であらねばならない」
「教えている内容を完璧にできている必要がある」と自分を追い込んでしまったり、
現場から離れすぎて、自らの伝えている内容に自信が持てなくなったり。

同時に、「頭で考える知識」には限界があることも、感じている方が多いのではないでしょうか？

いくら言葉で正論を訴えたところで、自らの生き方と合致していなければ伝わらない。

ほんとうに、自分が人生をかけて実現したいことはなんなのか？

そのことに、正面から向き合い、味わい、深められる時間を提供できればと思います。

今までの「先生・生徒」という構図は研修の中でも機能しづらくなっていることを
感じています。これからの講師には、「教える」から「育てる」へ、さらには「共に学ぶ」
という意識がますます必要とされ、また「対話」を通じて正解や結論の出ないことを
深めて行くことが求められているように思います。

さらに、最近活躍している講師の方の中には、いわゆる「講師」という枠を超えて活動されて
いる方が増えているように思いませんか？既存の枠組みの中で考えるのではなく、
まっさらなキャンバスにいろんな刺激を受けながら自分自身のキャリアを考えてみることも大切かもしれません。

問いを深める、人間関係を深める、場を深める、世界を深める。
最前線で活躍している講師が集まって、対話を通じて一緒に「深める」ことができたら、
間違いなく「すごい」ことが起きるはず。

このことは、私自身が2010年5月にArt of Hosting（以下AoH）というワークショップに参加して
得た実感です。「対話」というものの持つ可能性に初めて気づかされてから、社内が、
そして自分自身の研修が大きく変わりました。

第三回の講師サミットは、上記のイメージを踏まえ、今までと形式をまったく変更して実施したいと考えています。

●初夏のさわやかな清里の地でじっくり一泊二日の合宿形式で関係を深めます
●「対話のプロ」からなるチームによる全体のプロデュース
●参加されるみなさんと事前から一緒に内容を作り上げていきます

今までのサミットとは一味もふた味も違う内容になりそうで、私自身も今からとてもわくわくしています。
この試みに一緒に乗ってみよう！と思われた方とご一緒できることを心から楽しみにしています。